この教材のゴール
溶媒と溶液、質量%とmol/Lを区別する。
まず、違いを並べる
| 着目すること | 考え方 | 取り違えやすい点 |
|---|---|---|
| 質量% | 溶質の質量÷溶液の質量×100 | 水だけを分母にしない |
| mol/L | 溶質のmol÷溶液のL | gのまま割るとg/L |
| 希釈 | 反応・損失がなければ溶質量は一定 | 追加する水と完成後の全量は別 |
足してから割る
砂糖18 gを水132 gに完全に溶かしたとします。溶液は150 gなので、18÷150×100=12%。18÷132は「溶媒に対する割合」で、質量パーセント濃度の定義とは異なります。
薄めても、溶質は増えない
この150 gの溶液を6%にするとき、完成後は18÷0.06=300 g。加える水は300−150=150 gです。問われたのが全量か追加量かを最後にもう一度読みます。反応・蒸発・溶質の損失はない条件です。
mol/Lの二段階
モル質量50 g/molの物質5 gを溶かし、溶液全体を200 mLにした例では、まず5÷50=0.10 mol。次に200 mL=0.200 Lへ直し、0.10÷0.200=0.50 mol/Lです。200 mLの水を加えるという条件とは異なり、溶液全体の体積が指定されています。
逆算で答えを検査
0.50 mol/L×0.200 L=0.10 mol、さらに×50 g/mol=5 g。元の質量に戻れば、換算や分母のミスを点検できます。