この教材のゴール
外部の酸素、反応の熱、熱の逃げ方を分けて考える。
「自己」の一文字だけで覚えない
自己反応性物質では、ほかの支燃物がなくても熱や衝撃などで燃焼・爆発することがあります。「空気を遮ればどの反応も必ず止まる」という一般化はできません。第5類の分類名と、自然発火という現象名も区別します。
| 言葉 | 確認すること | 混同しやすい説明 |
|---|---|---|
| 自己反応性 | 物質そのものの反応性 | 必ず水との接触が必要 |
| 発熱 | 反応などによって熱が生じる | 周囲の温度だけで決まる |
| 蓄熱 | 発生した熱が逃げにくい | 熱をつくる原因そのものと同じ |
熱がたまる条件を読む
発生した熱が周囲へ十分に逃げなければ、内部の温度が上がることがあります。「外から火を近づけていないから、内部の温度も上がらない」とは限りません。発熱する原因と、熱が逃げにくい条件の両方を読むことが大切です。
二つの誤りを直す
「自然発火する物はすべて第5類」ではありません。また「第5類は空気の供給を絶てば必ず安全」でもありません。分類の問いなのか、発火の仕組みの問いなのかを確かめます。
学習ノートの書き方
品名と分類を左側に、熱・衝撃・空気との関係を右側に書きます。既存の「第5類:自己反応性と品名の整理」で品名を復習し、この章で性質の説明を付け足してください。