学習のゴール
飽和・未飽和を区別し、冷却で出る結晶の量を計算する。
最初に整理する3つの違い
| 用語 | 意味 | 確認すること |
|---|---|---|
| 溶解度 | 指定温度で溶媒に溶ける限度 | 水100 g当たりか、溶液100 g当たりか |
| 飽和溶液 | その条件で溶ける限度に達した溶液 | 濃度が100%という意味ではない |
| 溶ける速さ | 溶け終わるまでの時間に関係する | 限度の量と区別する |
かき混ぜれば、いくらでも溶ける?
かき混ぜる操作は、溶ける速さを変えることがあります。しかし、同じ温度での溶解度を無限に増やす操作ではありません。試験文の「速く溶ける」と「多く溶ける」を別々に判定しましょう。
分母は水か、溶液か
ある物質が水100 gに25 gまで溶けるなら、飽和溶液は合計125 gです。質量濃度は25÷125×100=20%。溶解度の数字25を、そのまま25%と読み替えないでください。
冷やすと結晶は何g?
架空の物質について、水100 g当たりの溶解度が高温で50 g、低温で20 gと指定されたとします。高温の飽和溶液を冷やし、水が蒸発せず平衡に達すれば、50−20=30 gが結晶になります。水が200 gなら60 gです。この数値は計算用の条件で、すべての物質に共通する値ではありません。
言い切りに注意
「すべての固体は温度を上げると溶解度が増える」は不適切です。物質ごとのデータで判断します。溶ける限度を超える溶質が残った場合も、底の固体を溶液の濃度の分子に足してはいけません。